症状別

野球肩について!

こんにちは!やまぐち整骨院谷町四丁目院の垣尾です。

今回は野球肩について解説します。
野球肩は子どもから成人まで年代問わず発症しやすい疾患なので、野球をされている方、現在痛みでお悩みの方は必見です!

野球肩とは?

主には野球選手の投球動作で、腕を大きく振る動きの来り返しで発症する為「野球肩」と呼ばれており、スポーツ障害の一つです。

野球が代表的ではありますが、オーバーヘッドスローイング動作を伴う競技は基本的に肩関節に負担がかかります。(テニス・バドミントン・バレーボールなどのサーブやスマッシュ、水泳のバタフライやクロールなど)

原因としては【筋肉・骨・軟骨・靭帯・腱・関節包】など肩に存在する様々な組織によって痛みが出現します。
痛みが起こる場所も損傷している組織によって異なり【肩の前側・後ろ側・横側】そして痛みの種類もズキズキとしたする鋭い痛みや、ズーンとだるさを感じるような鈍い痛み。中には肩が抜けそうな感覚を伴う人もいます。

関節唇について

唇…?肩なのになんで…?自分は学生時代最初にそう感じました(笑)

実は肩にとって、この関節唇は非常に重要な役割を担っています!
関節唇は軟骨で、肩を安定させるために必須の組織◎

しかし前述したオーバーヘッドスローイング動作を伴う競技では肩を酷使した際に、ここの損傷は頻発します💦

関節唇はこんな感じで肩の関節をぐるりと覆っています。
損傷した際は良く時計に例えられることが多く「何時から何時の損傷」と表現されることが多いです(この写真だと10時から12時・4時から7時ぐらいの損傷ですね)

オーバーユース(使いすぎ)やフォームの崩れが一番の原因で、プロ選手は関節唇が万全でない選手も数多く存在します。
損傷していても痛みが出なければプレーは可能ですが、痛みが出て投球に支障出ると問題です。

ダイエーホークス(現ソフトバンク)で大活躍した斉藤和巳投手や、元日本ハムの斎藤佑樹投手は右肩の関節唇損傷が致命傷となり現役引退を余儀なくされました・・・。

それほどこの関節唇損傷は野球選手にとって致命傷と言えるのです。
症状が進行している場合は手術が選択されることもありますので、慎重な判断が必要です。

関節唇損傷以外の野球肩

野球肩は広義の意味なので、様々な怪我の総称です。

関節唇以外の怪我は、腱板損傷・インピンジメント症候群・リトルリーガーショルダー・ルーズショルダーなどもとても多い怪我です。

①腱板損傷

肩には棘上筋・棘下筋・小円筋・肩甲下筋と呼ばれる4つの筋肉があり、肩の安定感はこれらの筋肉によって保たれています。
この4つの総称を腱板と呼びます。

腱板も関節唇と同様にオーバーユースやフォームの乱れによって損傷や炎症が起こりやすいです…。
症状が悪化すると最悪の場合、腱板の部分断裂や完全断裂、付着部の骨が剥がれるというケースに繋がることもしばしば。

時には直接肩を強打したり、ヘッドスライディングなど急激な力が肩に加わった際に痛めることもあります。

放置すると筋肉が瘢痕化(傷跡が残る)し、治癒に時間がかかるため早期治療が望ましいです!

問題を起こしている筋肉を絞り、的確に修復することで早期改善が可能です◎

②インピンジメント症候群

野球肩の中でも発症率が高く、肩になにかひっかかるような感覚があり、動かし辛いのが特徴です。

肩の関節は腕の骨と肩甲骨で出来ていますが、肩甲骨の動きが悪くなると腕を上げたときに上腕骨と肩甲骨がドンッとぶつかります。

この時、骨同士が直接ぶつかるのではなく、厳密には靭帯・滑液包(肩のクッション)・腱板などと骨が挟まれて発症します。

炎症や損傷だけでなく組織の断裂にもつながることもあるため、痛みや動かしにくさを感じたらスグに治療する必要があります。

③リトルリーガーショルダー

これは成長期特有の野球肩。

子どもの骨には骨が成長するための細胞が密集した箇所があり、ここを骨端線と言います。
成長とともに軟骨が成人の骨に変わっていくのですが、この骨端線に投球ストレスが過度にかかると痛みが走ります…!

この状態を骨端線離開と言い、文字通り骨と骨の隙間が開くことを意味します。
リトルリーガーショルダー(骨端線離開)は痛みだけではなく成長障害を引き起こすリスクが高いため、早急な処置が必要です!

④ルーズショルダー

ルーズショルダーは肩の関節が緩くなっている状態。
「動揺性肩関節」とも呼ばれ、大きく「先天性」と「後天性」の2パターンが存在します。

先天性のものは、生まれつき肩甲骨や上腕骨の構造に何らかの問題があり方が不安定になる状態。
後天性は、野球などで肩を酷使することによって骨折・靭帯損傷・筋肉損傷・脱臼などを起こし肩関節がグラグラと不安定になる状態。

投球時に肩の痛み・力が入りにくい・フォロースルーからリリース時にかけて方が抜けそうな感覚がある場合はルーズショルダーの可能性が高いです。

当院の野球肩に対する施術

やまぐち整骨院 谷町四丁目院では、野球肩の施術に関して独自の特殊な方法を用いて施術を行なっています!

微弱電流機器「アキュスコープ」「マイオパルス」ハイトーン機器「ハイチャージ」を用いて施術を行います。
微弱電流機器は我々が触診では確認できない体内の電気信号を機器自体が読み取り、正しい電気信号に書き換えることで身体本来の治癒力を引き出すことが出来ます。
ハイトーン機器は我々が活動するためのエネルギーを生成している「ミトコンドリア」を活性することで、内臓疲労・筋肉疲労・冷えなどを含めた体に起きうるあらゆるストレスに効果が期待できます。

これらの機器を使用することでストレスのたまりにくい身体づくり、予防も可能となります。
更に必要に応じて運動療法、トレーニングなど機能改善の施術も行っております。
日頃のメンテナンスとしてもご利用いただけます。
症状によって来院回数、期間は異なりますので、いつでもお気軽にお問い合わせ下さいね◎

関連記事

Translate »